料理とワインのペアリング(うにの冷製カペッリーニ)

今の季節にぴったりな旬の食材を使った、おすすめフードメニューとワインのペアリングの提案です!!
ぜひ貴店のメニュー作りの参考にしてください。
(選定:当社ワインアドバイザー:永瀬氏)
・うにの冷製カペッリーニ  うに-チリ産

料理について
冷前菜の1つとして捉えると、鮮度や採捕後の処理方法による雲丹自体の味わいが重要視される。レモンやフレッシュトマトなどの酸味が効いているのか?一緒に使われる食材によって旨味が引き出されているのか?やや苦みが出始めていないか?などに注視したい。

ペアリングの考察
イタリアでは雲丹を食べる食文化があり、島部やカンパニア州、プーリア州などを中心とした海に近い地域が思い浮かぶ。前菜であることからも軽いストラクチャーのワインを選んでいきたい。

〈ポイント〉
1:爽やかな酸味を持ちつつ、海洋性の塩味を含むミネラリーな辛口ワインで雲丹の旨味を引き上げる。
2:季節や個体差によって苦みが出始めているのであれば、その苦みを和らげる効果のある甘味=果実味を使う。
3:過度な硬質ミネラルは苦みを引き出す可能性があるので避けたい。
ペアリングご提案ワイン1
Santadi Villa Solais Vermentino NO15039
海洋性ミネラルの1つである塩味を吸着しやすいヴェルメンティーノ種。軽やかで清々しい酸味もあり、日照を十分に浴びた果実味の充実した辛口であるため、シンプルにペアリングが楽しめます。

ペアリングご提案ワイン2
Sammarco Negroamaro Rose NO35935 
豊富な日照量から得られる果実味が雲丹の旨味を引き出しつつ、甘味に変えていく効果が期待できる。品種個性であるベリー系の果実感と柔らかなタンニンが、料理の後味を引き締め、パスタの食感とも重なった印象が心地よいでしょう。
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