アスパラガス、山菜や筍など春野菜


イタリアは北から南まで全20州ありますが、約2000とも言われているブドウ品種が存在します。
造り手、畑、州別、同じ州でも内陸、沿岸、標高、又気候によってもブドウの、ワインの味わいは変わってきます。それこそが、イタリアワインの面白さ楽しさだと思います。

少しずつですが厳しい寒さも和らぎ、春の食材を目にする機会も増えてきました。


今月はアスパラガス、山菜や筍など春野菜とともに飲んで欲しいワインを4種類ご紹介させていただきます。




①スパークリングワイン Sella & Mosca Torbato Spumante NV 商品36148

アロマティックな香り×酸味+塩味の絶妙なバランス」

フレッシュ感に満ち溢れたアロマティックな香りが印象的。香りはやや甘やかでも、爽やかな酸味と海洋性ミネラル由来の塩味が食材自身の旨味を引き上げ、フリットに仕上げた際には油脂分を軽やかにしてくれます。充実した果実味が食材個性である心地よい苦みを包み込むようなペアリングも可能なスプマンテです。

白ワイン Di Lenardo Toh Friulano 商品21150

フローラルに寄り添い、華やかさとキレの良い余韻に魅了されます

以前の造りに比べて、キレの良さが際立った印象です。フリウラーノの品種個性であるフローラルな華やかさや地域性からくる柔らかな口当たりは、春の食材をどのように調理しても合わせやすいと感じられます。キレを生かすならばやや低め、柔和にエレガントさが欲しければ12℃くらいと陰影をつけられるのも魅力です。

③ロゼワイン Argiolas Arjora商品98728

親しみ易さのある軽やかさに、汎用にしない果実味と塩味が加わるワイン

サルデーニャ州のハイブランドであるアルジオラス社らしい、クリーンで纏まりのある造りは変わらず、品種個性をスマートに表現し食中酒向きの特性を打ち出したワイン。チャーミングな赤い果実感は春の温かみを感じさせ、程よい酸味とミネラル由来の塩味も加わる万能ワインとして揃えておきたいロゼワインです。

赤ワイン Lizzano Primitivo Macchia 商品99349

海洋性のヨード感と充実した果実が、食材の苦味を和らげてくれます

プリミティーボから造られるワインも、以前に比べてエレガントに仕上げられたワインが増えてきました。海苔や昆布を想わせるよなヨード感が凝縮した果実味に加わることで、佃煮のような旨味たっぷりの味わいをもたらします。山菜の苦みとも相性が良く、前菜で提供するのであれば15℃位まで温度を下げても心地よいでしょう。

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