カンティーネ・ロンバルド マルサラ2種入荷

1881年創業で100年以上の歴史あるマルサラワインの造り手「Lombardo ロンバルド」。現地シチリアのレストランからも根強い支持を受けています。今回、熟したブドウの濃厚さとマルサラらしい熟成感がしっかりと感じられられるコストパフォーマンスに優れるマルサラ2種類が入荷しました。



イタリア料理には欠かせない料理酒「マルサラ」。
現地ではドルチェの香り付けや料理のソースとして使われるほかに、食前酒や食後酒とても提供されています。
日本でも様々なマルサラが輸入されていますが、そのほとんどが料理のソース用として使われていると思います。メーカーを気にせず何気なく使わていることも多いマルサラですが、実際はワイナリーによって味わいや香りの個性は様々です。すでに日本に輸入されていて、人気のあるペッレグリーノ社、フローリオ社と新入荷のロンバルド社の3社のマルサラ・ドルチェを比較していきたいと思います。





       左:ロンバルド       中央:ペッレグリーノ        右:フローリオ

ロンバルド AL18%
色は明るい琥珀色、輝きのある澄んだ色調。今回の3種類の中でオーク由来のヴァニラ香を一番強く感じられます。甘みも強く優しく伸びのある酸が特徴的で完熟したぶどうの果実味とうまく調和しています。
3種類の中では一番淡い色調ですが熟成由来の香り、味わいの強さを感じます。熱を加えても個性が消えず、香りの強いソースに仕上がるので肉料理やキノコ類との相性が良く、きれいな色味でありながら重厚感を出すことが出来ます。


ペッレグリーノ AL18%
熟成香は控えめ。味わいにもまるみがある印象です。色は琥珀色、濃い茶褐色は後述のフローリオとほぼ一緒です。味わいは熟したブドウの果実味が強く現れます。酸は中間的な印象。
全体的に優しく、ティラミスなどのドルチェや、アレンジを加えたいソースに向いていると思います。


フローリオ AL18%
ぶどう由来のフルーティーな香りと熟成香のバランスに優れています。色は濃い琥珀色、エッジがレンガのような褐色。ブドウ本来の果実味と熟成由来のニュアンスが調和しています
3種類の中で一番複雑でエレガントな印象。バランス型で万能なのでドルチェから肉料理までカバーできると思います。


↓YouTube(22秒)↓



シチリアが誇る酒精強化ワイン「マルサラ」とは

世界四大酒精強化ワイン。その4つの中にはシェリー酒、ポートワイン、マデイラワインに並んでマルサラワインがあります。酒精強化ワインとは、醸造工程中にアルコールを添加して、ワイン全体のアルコール分を高め、味にコクを持たせ保存性を高めたワインのことで、フォーティファイド・ワインとも呼ばれます。マルサラワインもアルコール度数が高く、18%前後となっています。



ロンバルド マルサラ セッコ??スーペリオーレ オールド18% 750ml
シチリア島西部で収穫されたインツォリア、カタラット、グリッロを使用。オークの樽で2年以上かけてゆっくりと熟成。
アプリコット、バニラ、ブラウンシュガーの典型的な香りとマルサラらしいしっかりとした熟成香。砂糖をあまり使用していない焼き菓子などとの相性がいい。定番の料理用のソースの素材にも向いています。

ロンバルド マルサラ ドルチェ?スーペリオーレ ガリバルディ?18% 750ml
シチリアの西部で収穫されたカタラット、グリッロ、インツォリアのブドウを使用。すっきりとした甘さとマルサラらしいしっかりとした熟成香を感じられる。ワインのアルコール発酵中に残糖が14%に達すると発酵を止めるためワイン由来のアルコールを加え、アルコール度数を18%にする。
クリスマスの時期にはパネットーネやパンドーロとも合わせられる。定番の料理用のソースの素材にも向いています。



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