チーズセットに合うワイン 2月

これまでチーズセットのワインは各チーズにつき1本ワインをペアリングしておりましたが、
「チーズ1つにワイン1本をペアリングすると在庫が難しい、セットに合うワインが1本あると助かる、、、」などのお声を多くいただきまして、今月からは各セットにおすすめの1本を選定させていただきました。
各々のチーズに個性があるため3種のチーズ全てに合うワインをペアリングするのはなかなか難しいですが、弊社ソムリエが厳選いたしますので、ぜひチーズセットと併せてご活用ください。







●ゴルゴンゾーラドルチェ・ビオ 約130g

  • 原材料:牛乳
  • タイプ: 青カビ
  • 産地: ピエモンテ州


ミラノとトリノの中間地点のノヴァーラに位置する、ゴルゴンゾーラのみを手掛ける生産者によるチーズです。中身はクリーミーでほんのりとゴルゴンゾーラ特有の香りがする優しいブルーチーズです。そのままはもちろん、パスタや肉料理などのソースにもご利用いただけます。




●ピアーヴェDOP 6ヵ月 約200g

  • 原材料: 生乳、食塩
  • タイプ: ハードタイプ
  • 産地: ヴェネト州

マイルドさを残しつつ、濃厚な香りとフルーティーな味わいが特徴です。熟成が進むと徐々に麦わら色に変わり、口の中でほどけるような食感になります。ヴェネト州ベッルーノの伝統料理によく合い、フルボディの赤ワインと共に、コース料理のメインに合わせていただくのもおすすめです。ナッツや洋梨にもよく合います。



●プリーモサレ・アル・バジリコ 約 200g

  • 原材料: 羊乳、食塩、バジリコペスト状(バジリコ、L-アスコルビン酸)
  • タイプ: セミハードタイプ
  • 産地: シチリア島

フレッシュ感の残る若い羊乳チーズにペーストが練りこんであるため、フレッシュなバジルの風味が楽しめます。イタリアと言えばバジリコ!愛されているハーブです。羊乳のチーズとの相性もピッタリです。 トマトと一緒にパンにのせトーストしたら美味しいです!


ご提案ワイン
No.16191 FF Asti NV Dolce 750ml


 2月のチーズセットは初登場のゴルゴンゾーラドルチェビオと比較的個性が控えめなチーズ2種の組み合わせです。 今回のペアリングに当たってはゴルゴンゾーラドルチェとの相性をまずは意識します。また提供のタイミング意識し、アペリティーボ・ディジェスティーボの双方で提供が可能なアスティスプマンテをチョイスしました。 クリーミーで甘みが残り、青カビの辛みが抑えられているゴルゴンゾーラドルチェとはこのワインが持つ蜂蜜のニュアンスとの相性が良く、余韻まで楽しめるような組み合わせになるはずです。 他のチーズについても味わいをしっかりと感じられるので、マスカットの華やかな香りと柔らかな甘さでバランスを取っていくようなイメージで味わっていただくことで良いペアリングになるかと思います。 アルコール度数が7%と比較的低く提供しやすいワインなので、ワインを普段飲まれないお客様向けへの案内もしやすい点も魅力です。








 ●ヴェッゼーナ 約200g




  • 原材料: 生乳、食塩

  • タイプ: ハードタイプ

  • 産地: ヴェネト州



  • ヴェッゼーナは戦争で生産量が減り、絶滅の危機に晒されましたが、スローフード運動により絶滅から救われた希少なローカルチーズです。山の空気が通る熟成庫で8〜16ヶ月間熟成します。表皮は凹凸があり濃い黄土色で、生地は黄色で粗めです。干草の香りやナッツなど複雑なアロマと濃厚な風味がヴェッゼーナ独特であり、後味には辛さもあります。味がしっかりとしているので、ポルチーニに合わせて、シンプルなマカロニグラタンの上におろすのがオススメです。



    ●カマンベール アルタランガ 約260g

       原材料: 生乳、生めん羊乳、生山羊乳、クリーム(乳成分を含む)、食塩
       タイプ: 白カビタイプ
       産地: ピエモンテ州


    カマンベールといえばフランスのイメージが湧きますが、ピエモンテ州はフランスと国境を接し、その昔フランス領だった歴史もあるため、その文化の影響を色濃く受けています。一般的に日本で食べられるクセのないカマンベールと違い、3種混乳で複雑な味が絡まり合います。コンパクトな中身にとろっとしたクリーミーな層が覆い被さり、更に外皮が周りを包む食感の三重層。 50日間の熟成からはコクが生まれ、フレッシュなミルク感と藁や干し草のアロマが見事に調和した逸品です。

    ●ロビオラ ディ カプラ 約280g

    原材料: 生山羊乳
    タイプ: 白カビタイプ
    産地: ロンバルディア州

    ピエモンテ州ランゲとロンバルディア州ブレシアが故郷で、”Robiola”という言葉は"Robbio"というパビーア県にある町の名前が由来といわれています。 クセがなく優しい山羊のミルクの香りと、短期熟成のため外皮も柔らかいのが特長です。 また山羊のチーズは、牛乳が苦手な方にもおすすめです。熟成状態が若いものは弾力がありますが、熟成が進むとトロトロとしたテクスチャーになります。








    ご提案ワイン

    No.37336   ICARDI Pafoj Bianco 19 イカルディパフォイビアンコDOC 

     2月のチーズセットBは生産地域がピエモンテ主体という点とヤギ乳、3種混乳タイプ のチーズが入っている観点から同じくピエモンテのソーヴィニヨン、シャルドネの ブレンドで造られるイカルディパフォイビアンコをご提案致します。 口当たりは複雑で柔らかくソーヴィニヨンらしいハーブのような爽やかな香りとシャルドネの骨格をしっかり感じるワインでとてもバランスが良くまとまっております。 またソーヴィニヨンはフレンチバリックで熟成しているので樽由来のバニラなどのニュアンスが乳製品のチーズなどと良く合います。 シェーブルチーズが入っているのでペアリングの定番であるソーヴィニヨンブランを ペアリングの主軸に置きましたがシャルドネブレンドによる骨格やボリュームと樽熟成などの点で乳脂肪分の高いチーズなど様々なタイプのチーズに合う1本です。



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