永瀬氏の「ワイントピックス」③ ~トレンドを知る、そして伝える~


弊社ワインアドバイザー永瀬氏のワイントピックス「トレンドを知る、そして伝える」



私たちが日々お店で仕事をする中で、スタッフが共通してお客様に伝えたいコンセプトがあるかと思います。 その中には地域的なその土地ならではの食材や修行先の食文化など様々だと思われますが、その中にトレンドというものも含まれ、世界のトレンドやイタリアのトレンド、日本市場のトレンドなどその時々に存在します。私たちは飲食店で働くプロのスタッフとしてお客様に伝えたい事の中にこのトレンドを含めていく必要性があると感じています。

 

お客様のお好みに寄り添いながら、ペアリングの考察なども含めて、お客様の好奇心を搔き立てるワイン提案が出来れば、またこのお店でワインが飲んでみたいと思っていただける絶好の機会となるはずです。




先月行われたイタリアワイン見本市ヴィニタリーにて感じられたワインのトレンドをここで紹介しますので、皆様のワイン選びに生かしていただき、このトレンドを含めたプレゼンテーションにご活用ください。



現在、世界のワイントレンドは食事が軽くなった傾向に合わせ、ワインも以前のように濃くて凝縮した味わいよりも爽やかさや涼やかさ、伸びのある程良い酸味と共に果実の凝縮よりもぶどうの旨味といった果実味が求められています。 そしてこのトレンドに追随するように本来ぶどうの味をダイレクトに表現し程良い酸味を残すワイン造りを続けてきたイタリアは世界のトレンドと合致していると言えるでしょう。



スパークリングワインでは味わいに複雑味の強い瓶内二次発酵のワインが好みの人達にはピエモンテのAlta LangaかヴェネトのLessini Durello。 ぶどうのフレッシュ感を大切にするタンク内発酵のワインではValdobbiadeneなど、標高の高い場所で造られるハイクオリティープロセッコや酸の強い土着品種を使ったスパークリングワインがトレンドです。 そしてもう一つ特筆するべき事は南イタリアワインのクオリティーが非常に上がっていることです。 90年代位からイタリアワインの市場では北部のワインが高級で南部のワインはカジュアルと言う印象がありました。 情報の伝達や醸造技術の普及により、もともと良いブドウを作ることができた南イタリアのワインに醸造の力が加わることでクオリティーが上がっています。




大切な事は、今までのような南イタリアのワインやプロセッコは低価格なカジュアルなワインだと言う印象をアップデートさせる事です。このようなイタリアの現地感を伝えることも私達の楽しみとして是非お客様へご紹介ください。



このような考え方からワイン選びをする際に、以下にお勧めするワインも候補にいれてみてはいかがでしょうか?


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