花ズッキーニ



調理例)花ズッキーニのフリット


モッツァレッラチーズを詰めた花ズッキーニのフリット


  

ズッキーニの爽やかさや甘味を感じるような旨味と共に、柔らかな花の部分の食感と 中に詰められたモッツァレッラチーズのコク、アンチョビの塩味、フリットの油脂分などペアリングを考察する要素が多い料理です。

 

ペアリングの考察

モッツァレッラチーズやアンチョビという食材を料理に使う地域として思い浮かぶのはリグーリア州、カンパニア州、プーリア州、サルデーニャ州、シチリア州。

これらの州で生産される軽やかなワインを選ぶのが基本的な考え方になります。

<ポイント>

1:味わいとして必要な要素は、野菜料理に寄り添うような爽やかさとスムーズな口当たり。

2:チーズのコクに対する程よいワインの果実味。

果実味の控えめな辛口ワインの場合、チーズのコクが勝ることでワインの印象が薄くなったり、ワインの苦みを感じやすくなります。また果実味に含まれる甘味とアンチョビに含まれる塩味は相性が良く、双方の味わいを引き立てる効果が期待できます。

3:アンチョビの塩味をどのように利かせたいか?

 フリットの味わいの決め手となるのが塩味。アンチョビの塩味にワインの塩味を増幅させて味わいに層を作る方法が一つ。一方でアンチョビの塩味に果実味の甘みを加えることで塩味を円やかにすることも出来ます。

4:フリットの油脂分は口中に残ると心地よくはないので、ワインの酸味で洗い流していくか、タンニン分で吸収していくことで油脂分を軽減させます。


・白ワイン① Sanpaolo Fiano di Avellino サンパオロ フィアーノ ディ アヴェッリーノ 商品No.46003

・白ワイン② Santadi Cala Silente 21/22 カーラ・シレンテ・ヴェルメンティーノ 商品No. 15033

・白ワイン③ Lunae Labianca Liguria di Levante ルナエ ビアンカ レヴァンテ 商品No. 42057

・ロゼ① Ocone Bozzovich Rose NV  オコーネ ボゾヴィッチ ロゼ 商品No. 41525
・ロゼ② Duca Salaparuta Calanica Rose  サラパルータロゼ 商品No. 42128

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