【イタリア・ブレーシャ】絶景と美食が堪能できる古都の街


ブレーシャは、ミラノのあるロンバルディア州に位置し、歴史や美食、活気に満ちた都市です。

古代ローマの遺跡から絵のように美しい中世の建築物に至るまで、ブレーシャには過去と現在が融合した魅力があります。

街はコンパクトで中心地に観光スポットが集まっているので、日帰り旅行にも最適のスポットです。


ワイン愛好家なら、市内から少し足を延ばして、ワインの試飲やブドウ園ツアーが満喫できます。

素晴らしいワインのフランチャコルタ産地のすぐ近くに位置しているので、本場の味を堪能できるのも魅力です。

今回は、ブレーシャの街にスポットを当てて街の魅力と美食をご紹介します。

 

 

ブレーシャの街を散策

 

ミラノから電車で約 1 時間の距離にブレーシャがあります。ブレーシャ駅には、地下鉄もありますが、街の中心地までは徒歩での移動が可能です。

 

ピアッツァ・デッラ・ヴィットリア|Piazza della Vittoria


駅から10分ほど歩くと、最初の観光スポット「ヴィットリア広場(Piazza della Vittoria)」に到着します。ブレーシャにあるロッジャ広場、パウロ広場と並ぶ3 番目に大きな広場です。

ファシスト時代の新しい都市計画に従って1932年にオープン、立派な郵便局やイタリア最初の超高層ビルの 1 つが建っています。

日曜日に訪問したので、広場ではメルカートが開催されていました。

 

ピアッツァ・パオロ VI 広場|Piazza Paolo VI


2つの大聖堂があるドゥオーモ広場としても知られるこの広場は、中世の面影残る建物が並んでいます。

ロマネスク建築「ドゥオーモ ・ヴェッキオ (旧大聖堂)」は、12世紀に建てられ円形の形をしているのが特徴です。

1825 年に完成した「ドゥオーモ・ヌオーヴォ(新大聖堂)」は、街のシンボルでもあり、ブレーシャにある丘の上からも荘厳なドームを眺めることができます。

この広場周辺には、バールやレストランもあるので休憩するのにもオススメスポットです。

 

 

ピアッツァ・デッラ・ロッジャ|Piazza della Loggia


ロッジャ広場は、ヴェネツィアスタイルの建築に囲まれたルネサンス広場。

広場には、1492 年から 1570 年にかけて建てられたロッジャ宮殿があります。

古い天文時計のあるトッレ・デッロロージョ(Torre dell'Orologio)の塔も見どころの一つです。

現在、ここは市政府の本拠地となっています。

 

コントラーダ・デル・カルミネ(カルミネ地区)|Contrada del carmine


ロッジャ広場のすぐそばにあるカルミネ地区は、古い路地と美しい街角が特徴。ブレーシャに住む若者の人気ナイトライフスポットの 1 つです。教会、歴史的建造物、オステリア、夕食後のドリンクを楽しめる小さなバーが点在しています。

 


カステロ・ディ・ブレーシャ|Castello di Brescia


ブレーシャ城は、街の中心部から徒歩圏内にあり、坂道を登り切った丘の上に堂々とそびえ立っています。16世紀の門を通ってアクセスでき、市街の素晴らしい景色を眺めることができる絶景スポットです。


ブレーシャ城は、ローマ時代に神殿として建てられ長い歴史があります。中世には、教会だった痕跡があり、その後要塞として使用されていました。現在、城壁内には武器博物館がありかつてブレーシャが銃産業で栄えた歴史を紐解くことができます。

 


 

ブレーシャで楽しむ美食

 

ブレーシャでは、農民の習慣と創造から生まれた伝統的な料理を味わうことができます。現在では質素な食材を、レストランで提供する豪華で味わい深い特別料理に変えることができました。

 

ニョッコ・フリット・コン・サルミ|Gnocco fritto con salumi


前菜には、ブレーシャのあるロンバルディア州で親しまれているカジュアルな食前酒のフィンガーフード「ニョッコ・フリット」。発酵させた生地をシート状にし、沸騰した油で揚げて膨らませ、香り高くしたものです。


熱々でふんわりした出来立てをいただくので保管することはおすすめできません。温かいままニョッコ・フリットとプロシュートやサラミ、コッパを添えていただきます。

 

一番の楽しみ方は、スライスしたてのプロシュートや新鮮なチーズ、オリーブ、そしてブレーシャ発祥の食前酒ブレーシャ・スピリッツ「ピルロ(Pirlo)」とのペアリングです。


ピルロは、スプリッツのような見た目ですが、白ワインとカンパリ、炭酸水をベースにしています。カンパリが登場する前には、ベルモットやアマーロを使用していたそうです。

 

 

カソンチェッリ・アッラ・ブレシアーナ|Casoncelli Alla Bresciana


最初のコースには、カソンチェッリ・アッラ・ブレシアーナ。ベルガモのカソンチェッリに似た詰め物パスタの一種です。 2つのタイプの違いは、フィリングに使用されている材料にあります。


ブレーシャでは、詰め物に牛肉、赤ワイン、クローブ、ナツメグ、すりおろしたパルメザンチーズ、パン粉、シナモンなど、たくさんの材料が含まれています。ソースは、溶かしバター、パルメザンチーズ。

ベルガモ風カソンチェリの詰め物には、細かく刻んだサラミ、アマレッティ、洋梨など入っています。

 

 

 

ファラオーナ・アッラ・ブレシアーナ|Faraona alla bresciana


セコンドには、鶏肉の詰め物「ファラオーナ・アッラ・ブレシアーナ」。

近年、レストランの厨房ではジビエの重要性がますます高まっています。イノシシやシカ、カモなど独自の風味は美食の観点から重要視されているのです。ファラオーナもその一種で、一般家庭では日常で使用されていませんがミラノでは特別な日に食べるものとして親しまれています。

 

ファラオーナ・アッラ・ブレシアーナは、ファラオーナにパルメザンチーズやパン粉、バター、パセリ、ひき肉など混ぜて詰めます。

出来上がりは、詰め物とファラオーナのジューシーさがクロスしたやわらかい食感が楽しめ、チーズがたっぷり入ったポレンタと一緒にいただきます。

 

 

フランチャコルタ|Franciacorta


ブレーシャへ行ったらぜひ味わってほしいフランチャコルタ。高品質のワインを低価格で楽しめるのも魅力の一つです。ブレーシャ市内では、どこでもフランチャコルタを味わうことができ、1グラス6ユーロ前後で提供しています。


ブレーシャ県周辺のガルダ・クラシコ(Garda Classico)、ルガーナ(Lugana)、サン・マルティーノ・デッラ・バッタリア(San Martino della Battaglia)などのワインも見逃せません。

 


ブレーシャの歴史と美食を堪能

 

今回は、ミラノから筆者が日帰りで訪れたスポットをご紹介しましたが、他にも古代ローマの博物館や考古学公園など魅力的な場所が点在しています。ブレーシャ県内には美しいガルダ湖からフランチャコルタの魅力的な村々まで日帰り旅行や小旅行におすすめの場所です。


北イタリアを訪れた際は、ぜひブレーシャに訪れてみてください。美食とイタリアを代表するワインがたっぷり堪能できます。