永瀬氏の「ワイントピックス」⑤ ~Slow wine選出ワインから特にお勧めしたいワイン~

弊社ワインアドバイザー永瀬氏のワイントピックス・テーマ「Slow wine選出ワインから特にお勧めしたいワイン」  

先月開催された亀屋食品主催の合同試飲会のテーマであるSlow wine選出ワインから特にお勧めしたいワインをこちらでご紹介します。 地域に密着したブドウ品種の個性を自然な形で表現された忠実なワインを是非お客様にお勧めください。


イタリアワインのガイドの中でも ワイナリーの歴史や土地(地域)との関わり、環境への取り組みなど多角的に評価を行う『slow wine』。 ワインをポイントで評価するということはなく、イタリア国内に数十万軒あるといわれるワイナリーの中から、環境に負荷をかけずにクリーンなワインを生産する生産者、2006軒(2024年版)がガイドに載っています。

カタツムリのマークのCHIOCCIOLA(キオッチョーラ)に評価されるワイナリーは、スローフード協会の哲学と同じ価値観を持ち、官能的、領土的、環境的な観点からも優れているとして、2024年版では238ワイナリーが選出されています。生産規模の大小に関わらず、実力派であり真摯にワイン造りに取り組んでいるワイナリーのアイテムが選出されています。

 

お客様のお好みに寄り添いながら、ペアリングの考察なども含めて、お客様の好奇心を搔き立てるワイン提案が出来れば、またこのお店でワインが飲んでみたいと思っていただける絶好の機会となるはずです。


no45021 Tonello Lessini Durello Extra Brut ヴェネト州北部に古くから存在するぶどう品種ですが、この5年ほどで最注目をされているのがドゥレッラ種です。色調が濃く酸の高いワインが出来上がるのが特徴で、レモンなどの柑橘を想わせるシャープな高い酸を料理の味わいに添えるような効果が期待出来ます。これから暑くなる時期に清々しくキレのある酸味の効いたスパークリングワインをしっかりと冷やしたお客様にお勧めください。

no68652 Bianco Porticello シチリア北東部のエオリア諸島で造られるワインは生産量は少ないながら個性のある魅力的なワインが存在しています。エトナで栽培されるカッリカンテよりも海洋性ミネラルである塩味を含み、やや硬いミネラル分を和らげるようにモスカートが加えられることで爽やかさとともにアロマティックな果実味ざ感じられます。やや低い温度で貝類や光物の魚と合わせてみても面白いでしょう。

No11024Villa Bucci Castelli di Jesi Verdicchio Ris. マルケ州を代表する白ぶどう品種のヴェルディッキオは生産されるテロワールによって味わいが変化し長期熟成も可能な偉大なワインも生まれます。 こちらのワインはリゼルバとして約7年の熟成を経ているワインであり改めて味わって欲しいワインだと思っています。12度から14度前後のあまり冷やしすぎない温度でうさぎや豚肉などの白身肉と合わせて楽しんで欲しいですね。

no21242Oltreluna Monica di Sardegna サルデーニャ島で多く栽培されるモニカ種から造られる軽やかでチャーミングな赤い果実のニュアンスを持った辛口ワインです。口当たりはスムーズでシンプルながら程良い果実感がありタンニンが控えめで飲みやすいのが特徴で、これから暑くなる時期に12度から14度位の低めの温度で提供できる赤ワインとしてお勧めです。カツオやマグロなどの赤身魚との相性も良く、リコッタチーズやフルーツを使ったサラダなどとも相性が良いでしょう。

no42229Granaio Chianti classico 試飲会では見逃されがちになりそうなワインなのであえてお勧めさせていただきます。キアンティ・クラシコはサンジョヴェーゼのみであったり、土着品種をブレンドしたり国際品種ブレンドするなど個性が分かれますが、メリーニ社のキャンティクラシコは典型的な味わいを表現するワインと言えるでしょう。同社はラ・セルバネッラと呼ばれる単位畑でのワインも秀逸ですが、こちらのワインもバランスの取れた味わいでプラムやすみれといったブドウ品種個性が十分に感じられ、鶏肉やミネストローネなどと楽しみたいですね。

no67005  Caprai Sagrantino di Montefalco 世界で最もポリフェノール値の高い品種として知られるサグランティーノ種は凝縮感のある豊かな果実としっかりとしたタンニンが特徴で、代表的な生産者であるカプライは樽熟成によりバランスの取れたなめらかな口当たりのワインに仕上げています。 新たに亀屋食品でも取り扱いが始まり、ギオッタと呼ばれるレバーなどの鉄分を含むラグーソースやジビエの赤身肉などと一緒に合わせてお勧めして頂きたいワインです。


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