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永瀬氏の「ワイントピックス」~旬の食材、鮎とカンパチに合わせたいワイン~
弊社ワインアドバイザー永瀬氏のワイントピックス・テーマ「鮎とカンパチに合わせたいワイン」
夏に向けて今の時期に美味しくなる魚として鮎とカンパチに注目したいと思います。 イタリアンのお店でも前菜やパスタなどに多く使われますが、ペアリングとなるとなかなか悩ましい食材であるかと思われます。 今回はこれらの魚とのペアリング考察をお話ししたいと思います。
鮎に合わせたいワイン
no19575 La Prendina Valbruna Sauvignon
no41722 Ronco dei Tassi Malvasia
no26904 Alois Lageder Gaun Chardonay
鮎は淡水魚として淡白でありながらも、清涼感の感じられる瑞々しい味わいが魅力的で、炭焼きやグリルされることが多いかと思われます。 1番のポイントは鮎の肝の苦味にどのようにアプローチしていくか。 シンプルに焼かれているのであれば白身の爽やかさに対して、同様の香りを持つ清涼感のある白ワイン、肝の苦味とバランス良く調和する果実味を持ったワイン、 焼き上げた香ばしさに合うような樽熟成の木質のニュアンスが感じられるワインが考えられます。 淡水魚であることを考えて川や湖の近くで造られるワインの方が口当たりも合わせやすいでしょう。
カンパチに合わせたいワイン
no46027 Emera rose Negroamaro
no41492 Su Entu Su Anima
no35969 Massimo Alesandri Granaccia
一方カンパチは鮎と違って油脂分のしっかりとしたコクのある味わいです。 カルパッチョに仕立てたり、パスタのソースにする。または香草と一緒にソテーなど火入れをしてメイン料理になることも考えられます。 わずかに鉄分のニュアンスもあることから、シンプルな白ワインよりはロゼや軽い赤ワインの方が合わせやすいでしょう。 料理の構成によってワインのストラクチャーを変えていけば、様々な組み合わせを提案することができます。