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永瀬氏の「ワイントピックス」~ガンベロロッソが認めたコスパワインBERE BENE~
弊社ワインアドバイザー永瀬氏のワイントピックス・テーマ「<ガンベロロッソが認めたコスパワインBERE BENE掲載ワイン」
イタリアワインのガイドの中で最も影響力があるとされる『GAMBERO ROSSO』。その最高評価であるトレ・ビッキエーリを選出する「Vini d'Italia」は、イタリアワインに関わる人なら一度は耳にしたことがあると思います。そんなGAMBERO ROSSOが発行するもう一つのワインガイド『BERE BENE』。 『BERE BENE』は、現地イタリアの流通価格で20ユーロ以下のアイテムに限定し、「今飲むべきワイン」を選定しているガイドで、いわばガンベロ・ロッソが選ぶハイコストパフォーマンスのワインガイドです。
BERE BENEに選出されているワインと言うだけあって日本市場でも有名な銘柄が多いのですが, その中で影に隠れがちではありながらも,とても良いワインだと改めて気付かされたワインを中心にお勧めをさせていただきたいと思います。
no20636 Falesco Ferentano ロシェットと言うあまり聞き慣れないぶどう品種は長い間トレビアーノ・ジャッロと混乱されていた品種です。 グリ系品種でもありピノグリージョのようなニュアンスに似た黄桃など黄色いフルーツのニュアンスがより強く出ています。この豊かな果実味をオーク樽で熟成させることで非常に口当たりの柔らかな白ワインに仕上がっています。 とうもろこしなどの野菜や白身肉などとも合わせてみたい懐深さのあるワインです。
no16682 Fontana Candita Frascati Santa Teresa 飲み口の良いカジュアルワインのように捉えられがちなフラスカティですが、近年グレコ種のストラクチャーを生かしてマルヴァジアのアロマティックなニュアンスとトレビアーノの酸味それぞれがバランスのとれたワインが増えてきています。 その中でもこのワインは絶妙なバランス感を持っており、瑞々しさと程よいストラクチャーが共存するコストパフォーマンスに優れた白ワインと言えるでしょう。 野菜料理全般に合わせやすく、バランスの良さという万能性を生かしてハウスワインとして活用するのもお勧めです。
no40814 Monte del Fra Ca del Magro Custoza 世界で注目を浴びている湖や川の近くのワインは、穏やかな口当たりと心地よい果実味が魅力です。 味わいや香りの強いワインに目を奪われがちですが、これから川魚へ貝類が美味しくなる時期にとても重要な白ワインとして改めて飲んで頂きたいです。 シュール・リーにより果実味が凝縮し、ガルガネガを中心に様々なブドウ品種が加わることで複雑味を持ちながら、瑞々しく酸味も穏やかなので料理の邪魔をすることなく旨味を引き立ててくれます。
no11193 Collavini Refosco Pucino フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州と言うと白ワインの印象が強いかもしれませんが、歴史的にもこのエリアは赤ワインの産地としても有名であり、その中心的となるブドウ品種の1つがレフォスコです。 ラベンダーやスミレのような華やかさと凝縮した赤いベリーのニュアンスが魅力で、タンニンも強固でなく後味に残るスパイスの香りも心地よいワインとなります。 温度帯によって前菜もしくはパスタ料理、また白身肉など幅広いペアリングなどが楽しむことができるワインとして重宝します。
no21182 Grevepesa Clementesette Chianti classico 使用されるぶどう品種や土壌構成、標高や日照量など環境によって個性の違いが大きく、どのキアンティ・クラシコを選ぶかは悩みどころの1つだと思います。 このキアンティ・クラシコは生産者共同組合が造るサンジョヴェーゼ種100%のワインで、大樽と小樽の使い分けも非常にうまくバランスに優れた無理のない典型的なサンジョヴェーゼの良さが楽しめます。 抜栓からすぐに味わいが立ち上がる個性もサービスしやすく、ラグーソースや鶏肉のグリル、煮込み野菜などとの相性も非常に良いでしょう。
no46029 Emera Anima di Primitivo プリミティーヴォと聞くと濃くて凝縮感があるワインだと言う印象があるかもしれませんが、このワインは圧倒的に瑞々しいブドウそのものの果実味と海洋性ミネラルのヨード感が感じられます。 ブラックベリーやカカオなどの香りに心地よい酸味が伸びることで、後味まで重くならず楽しむことができるのも特徴でフードフレンドリーなワインです。 トマトソースや赤身の魚をグリルした料理とも合わせてみたい、濃すぎないナチュラルな味わいのプリミティーヴォとしてお勧めです。