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2024/09/26 オーバーシーズ:西川氏おすすめワイン
ワイナリー秘蔵。
非常に珍しいソアヴェのバックヴィンテージ
西川幸一
夏の猛暑から大分凌ぎ易い季節になってまいりましたが、
そんな中でワイナリーで寝かされていたソアヴェのバックヴィンテージがございました。
熟成からくる複雑さを楽しめる味わいです。
ワイン名:Sandro de Bruno Soave Scaligeri 2015
産地: ヴェネト州・白ワイン
特徴: ワイナリー秘蔵
非常に珍しいソアヴェのバックヴィンテージ。
ワインの魅力
この2015年ヴィンテージは夏の気温はとても高く、降雨はほとんどなかったのですが8月下旬にようやく雨が降り、ブドウの完熟を促しました。酸味の少ない、よりフルーティーなワインに仕上がりました。
そこからワイナリーでの熟成を経てソアヴェならではの鉱物的なミネラル感を出しつつも、複雑さとふくよかさが現れた味わいになっております。
味わいの特徴
澄んだ深みのある麦わら掛かった黄色。熟れたエキゾチック果実、アプリコット、オレンジの皮、アーモンド、火打石、オレンジの花やジャスミンのフローラルな香りやセージやミントなどアロマティックなハーブのニュアンスもある。
口当たりは滑らかで、長く滓に触れさせることで加わったグリセリンのストラクチャーが、フレッシュな柑橘類の心地よいフレーバーを伴いながら、上手く纏まったバランスで包み込んでいる味わい。
ワイナリー情報
古くは活火山であったカルヴァリーナ山脈の特殊な土壌を持つモンテッキア・ディ・クロサラ(MONTECCHIA DI CROSARA)の地に2002年に設立されたサンドロ・デ・ブルーノ社。
保有する自社畑は海抜180~350mの高い丘の上に位置し、ソアヴェの中心部から8kmほど離れたこの地では、冷涼なミクロクリマと特筆すべき土壌に恵まれています。
畑は南に面しており、少ない降雨量、山脈からの風によってもたらされる昼夜の激しい寒暖差、そして、粘土、石灰、擬灰岩を豊富に含む類まれな土壌によって、ぶどうには複雑さと強いミネラルが与えられ、純粋で混じり気のないフレッシュかつミネラルのバランスの取れたワインに仕上がります。
サービス時のポイント
白にしては少し高めの温度で12~14°Cがお勧めです。
カルヴァリーナ山麓のテロワールを表現する
古くは活火山であったカルヴァリーナ山の麓、特徴的な土壌を持つモンテッキア・ディ・クロサラに2002年に創立されたサンドロ・デ・ブルーノ社。ソアヴェ地区で葡萄栽培を続けていた父親ブルーノ・タソニエロの事業を引き継いだ息子のサンドロ氏が自らのワインを造ることを決意、2007年が初ヴィンテージ。モンテッキア・ディ・クロサラの丘陵とテッロッサ・ディ・ロンカに23ヘクタールの畑を持ち、標高は150-600m。特別な土壌から生みだされる複雑さと豊富なミネラル感が特徴で、純粋で混じりけがなく、バランスの良いフレッシュでミネラルのあるワインはコンクールで受賞も重ね、注目されている造り手のひとり。