2024/10/04 アルトリヴェッロ:湯川氏おすすめワイン

秋めいてきたいま、余韻の長い白ワインを楽しみたい。
テラス席で夜風にあたりながら飲むイメージです。

ソムリエの写真
湯川隆彦
その年の葡萄の出来を反映したブレンドの妙。
樹齢のあがってきた葡萄の複雑味を増した味わいに、落ち着いた円熟味。
まろやかでいて、しっかり葡萄が主張する、飲みごたえのあるワインです。
毎年セパージュ比率が変わるからこそ、このヴィンテージしか見せない表情を楽しんでいただきたいと思っています。
ワインの写真

ワイン名:Tercic Matijaz Vino degli Orti 18

産地: フリウリ・白ワイン

特徴: 秋めいてきたいま、余韻の長い白ワインを楽しみたい。テラス席で夜風にあたりながら飲むイメージです。。

ワインの魅力
スロヴェニアとの国境近く、フリウリ州のコッリオに位置する白ワインの醸造に長けたワイナリーです。その年の葡萄の出来を見てセパージュ比率を変える、テルチッチ唯一のブレンドで作られる、ベースラインのアイテムです。
2018vtは、ピノグリージョ主体のセパージュ比率。きれいな酸としっかり葡萄の味を感じる果実感に程よい熟成感。硬質なミネラルを感じるコッリオのワインですが、数年の瓶熟を経て、硬さがほぐれて丸みを帯びた上品な味わいになっています
ワイナリー情報
コッリオに位置するテルチッチは、もともと大規模ワイナリーに葡萄を売る栽培農家でしたが、3代目のマティアズ氏がVie di Romansのジャンフランコ・ガッロ氏とであったことをきっかけに、ガッロ氏の指導のもと、独自のワインづくりを始めました。
創立30年を迎えるいま、樹齢とともにワインのクオリティも高くなってきており、素晴らしい白ワインを作っています。
おすすめのペアリング
魚介よりは、野菜やキノコ類といった山の食材に。生ハムや少し熟成したチーズなどとも相性は抜群です。
これから寒くなっていく時期には、豆や野菜、お肉の入ったzuppa、JOTA(ヨータ)に合わせたら最高ですね! 品種 2018vtは、ピノグリージョ70%、ソーヴィニョン20%、ピノビアンコ10% 醸造・熟成 ステンレスタンクで醗酵、熟成。
サービス時のポイント
提供時の適温は10~12℃。香りや味わいを楽しむためには冷やしすぎないほうが良いと思います。

今日のおすすめワイン



テルチッチはスロヴェニアとの国境沿い、銘醸地として名高いコッリオに位置します。
テルチッチ家は、もともと大規模なワイナリーに葡萄を売る栽培農家でしたが、3 代目のマティアズ氏が, 1989 年にジャンフランコ=ガッロ氏(ヴィエディロマンス) と出会った事をきっかけにガッロ氏の指導の下、 自らの土地の可能性を信じ、独自のワイン造りを始めました。


丘陵地に広がるコッリオは、北側のアルプス山脈からの冷たい風と、地中海からの温暖な風の影響を受け寒暖差が大きく、果実味と酸の豊富な葡萄が収穫されます。


9ha ほどの畑から産み出される、年間僅か40,000 本のワインは、いずれも豊かな果実味を持ち、酸とミネラルの調和した素晴らしい味わいがあります。


評価各誌に取り上げられる機会も増えましたが、それに捉われることなく、地道に畑仕事を続けるマティアズ氏の実直な性格が見事に表現されています



VINO DEGLI ORTIは「野菜畑のワイン」という意味(野菜のように混植をしているから)で、先代から混植を続けており、
テルチッチの中では古い平均35年の畑です。2種類の葡萄は熟し方も同じなので、収穫も同じタイミング。
ステンレスでマロ醗酵/アルコール醗酵&熟成。
柑橘のイメージの爽やかな風味。綺麗な酸がワインのボリュームを程よく和らげ、美しい余韻を造り上げます。

ピノグリージョ70%、ソーヴィニョン20%、ピノビアンコ10%



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